2019.8.9 プロジェクト

徳島の家

徳島市内にあるお寺の境内脇に計画した庫裏である。
近くにはいくつかの神社がある、緑豊かな場所であるが、市街地の端にあり、周辺にはたくさんの住宅が拡がっている。
既存本堂につながる庫裏は既にあるが、今回は別棟の庫裏を新築する計画である。

新築する庫裏に用意された敷地は、一方は境内に面し、もう一方は周辺住宅地に面している。
このため、景観を害さず、街に対して威圧感の無い建築を計画した。

また、親世帯が生活する場所として計画するため、メインの生活スペースを 1 階に配置することが求められ、できるだけコンパクトに計画するため、図面と模型で何度もスタディを繰り返した。

この家を訪れる人も多いため、応接スペースをはじめとするパブリックな用途の部屋とプライベートな用途の部屋をどのようにゾーニングするのかに多くの時間が費やされた。

光と風の取り入れ方も念頭に置きながら、広々とした心地よい空間を提案した。